【医学部】旅するお医者さんの就活(マッチング)①
こんにちは。
今回は僕のように国家試験に合格して卒業してから旅をしたい!と思っている医学生の方々の参考になればと思い、旅する医学部卒業生の実際に経験した就活、マッチングについてです。
果たしてこんな需要はあるのでしょうか!!
卒業してから旅をする前に不安だった僕が知りたかった情報や、こんな選択肢もあるんだなーって思うきっかけになれば嬉しいですね。
そもそもマッチングとは日本の医学部6年生が参加する病院とのお見合いみたいなものです。
自分の初期研修がしたい病院に学生の時から見学へ行き、実際に働いている研修医の先生などを見て気に入ったら6年生の夏に行われる病院の採用試験に参加します。
一般的な就活と違う点は、一般企業は会社ごとに採用者を決めますがマッチングに参加する病院は病院ごとに合格者や不合格者を決めるのではなく、受験してくれた学生に順位をつけます。同じように学生も受験した病院の中で順位をつけます。
そしてコンピュータ上でお互いの希望をもとにマッチする病院が決定するので、参加した学生はみんな同じ発表日にマッチした病院が分かるというシステムなんです。
書いてて僕も訳が分からなくなったので詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
卒業してから海外を旅する時に1番重要なことは6年生の夏に
マッチングシステムに全く参加しないこと
もし万が一マッチしてしまった場合は必ず卒業してからすぐに働かないといけません。
とりあえず超人気病院に願書出しといて受かれば働くし落ちたら旅して来年の夏もう1回受けよーとかはできないです。
なので行くかどうかは6年生の夏までに決めましょう
参考までに僕が旅すると決めてからの流れは
- 5年生の時の病院実習中に、このまま実習終わって国試の勉強して、ちょろっと卒業してから働きたくない...夢だった世界一周に行きたいなあ
- 友達にマッチングに参加しないで海外に行こうと思う。と打ち明けるとみんなから全力で止められる
- いや、でも俺の人生だしやりたいことやりたい!!親にも了承を得てマッチング登録しない!!
っていう流れで決めました。
勢いですね。大事なのは。
決めてからは逆にすっきりして部活と勉強に打ち込めました。マッチングに力を入れすぎて卒試や国試の勉強がおろそかになる人もいるので参加しない分、国試に落ちたら旅も行けない!と思って自分の勉強をしっかりやれたので成績も上位になれたと思います。
さらに、先輩のお医者さんにマッチングに参加しないで旅に出ますって話をしたらほぼ全員が好意的な反応をしてくれたのが意外でした。
俺もやりたかったわーけどそんな度胸なかったからいいと思うよ!
とか
1年くらい遅れたって残りの人生長いんだから大丈夫だよ!
など、とても勇気づけられる言葉の数々。
同級生達に話した時とは違う反応で、経験を積んだお医者さんの先輩の言葉は重かったです。
長すぎるので次へ続きます。